2日目
絶対に良い走行をしなければもう後がない2日目です
演技のいいWRO2013世界大会決勝のTシャツをきます
昨日の疲れでくったくたのまま5時半に起きて会場に向かいます。
昨日のライトの問題を抱えたまま第一走行が始まりました
ロボットをスタートさせるとチェックリストをちゃんとみてなかったことから加速度センサーのリセットを忘れていました
なんと自分のバカなみすで1タイルも進んでないのに‐20点
さらに同じ部屋のコースが鋭角ではないのに鋭角に近いコースだったためコースアウト。3回目は気合で行きました
それだけならまだいいです
最後の部屋で缶をつかみ、被災者救出エリアに行くとEOPDセンサーがコースの裏に貼ってあった紙に反応!?!?
いつもはアクリルなので反応が違いロボットがずれて缶をちゃんと置くことができませんでした…
結果、-140点
すでに最悪の走行があるのにそれ以上の最悪の走行を作ってしまいました…
競技後、ぐったりしてました
ここまで来たら気合とか気持ちを切り替えるとかじゃなくもう根本的に不安だらけでした
しかしこれがレスキュー世界大会。ここで踏ん張らないと、もっともっともっと下位になってしまいます
第五走行まであと1時間になりました
するとインタビューがきました。なんやかんやでインタビューは30分くらい時間がかかり、チェックとかをしているともう競技の時間に
ほんとに不安しかないままロボットをスタートさせました
競技者とは打って変わってロボットは淡々とコースを移動します
しかし、坂の下でうまくラインの上にのれず1回進行停止
しかしそれ以外はうまくいって‐10点!(だったけど、審判がなぜか点数をパーフェクトにしてくれたからそのままにしといた笑笑)
これで喜んではいけません
しかしだんだん本調子になってきました(おそい)
気分がいいまま次の走行に
第三走行はこの日いちばん難しい部屋です。鋭角があり、上り下りし、さらには串もあります
現在第三位を突っ走る安定のドイツチームですら部屋を取りこぼしています
僕はチェックシートを入念に確認し、ロボットをスタートさせます
1部屋目、すぐにある鋭角で1ミス。しかし2回目は踏ん張りクリア
1部屋目の後の交差点で鋭角プログラムが悪さして1ミス。
その後はいけたので‐30点。踏ん張りました
その後はジュニアパーティーがあるので練習ができず
6走行がおわりました
全競技が終わると新しい得点表がプリントされていました
エクセルを使えば楽なのですが、そんなものを作っているより強いチームだけを計算したほうが速いと思いホワイトボードとiPhoneの計算機で計算します
すると6位…
昨日から順位が1しか上がっていません
3位とは70点、2位とは140点、1位とは。。。もう高すぎて忘れましたが200なんとか点でした
完全にメダル圏内から離れていました…
ジュニアパーティーに行くためのバスがこないので座り込んでいると今までの走行や日本での練習を思い出しました
日本で練習しているときはほんとにこれで世界の頂点に立てると思っていました。やっぱり甘かった。そしてセカンダリだけあって他のチームのレベルが高いです。
特に1位の中国チームからは学ぶものがありました
いままでの大会の経験から中国チームに対して悪いイメージを持っていたのですが今回のNorth and South Federal は別物です。
彼らのロボットはとても強く安定しているうえにチームのみんながとても礼儀正しく、マナーが良く、コミュニケーション力があります。全員英語も達者でもう世界のお手本って感じです。特にキャプテンは僕の母にまで挨拶をしていたらしいです。このチームはすごすぎるって感じです。
(はなしを戻して)ここまでひどいと今まで自分のやってきたことは間違っていたのか、今までの苦労や考えは甘かったのか?と考えていました
そんな弱気でいたらコーチと相方が、「まだあきらめたらいけない!あと1走行ある!」と言ってきました
「明日は確かに1走行。でも難しかったら配点は高くなるしミスるチームも増えてくるはず。だからこっちがとてもうまくいったらメダルのチャンスはある。」
たしかに冷静に考えたらまだ3位とは70点差なので絶対無理っていうことではありません。
でもそれはあくまでもこっちがその超難問をパーフェクトかほぼパーフェクトでクリアして、今までミスらなかった上位チームが大ミスをするということに限ります。正直ゆってこの状況でこのシナリオは結構可能性が低いです。
そう信じようと頑張りながらジュニアパーティーに行きました(バスが遅れててついたら終わりころだったし気持ちも気持ちで疲れただけだった)
この日は疲れでぶっ倒れました