2015年04月

ジャパンオープン2015 〜サッカー運営〜

ジャパンに出場していたチームやメンターなら今年のジャパンオープンのサッカー決勝トーナメントの運営がおかしかったっていう話題は知っていると思います。 

僕も聞いたには聞いたのですが、なんせレスキュー側にいるのであまり気に留めたことはなかったです。


(ここからは僕の意見や感想です。間違っていたら指摘お願いします。)


なにが問題になっているかというと、トーナメントの半分に優勝候補が2チームいる上に世界1位2位を争うようなマカオのチームが参加しているということ。この状況によってトーナメントの片側が潰し合いになって、本当に誰が強いの?っていう風になってしまったことです。

運営側がこのことをちゃんと考えたのかどうかは一度おいといて、状況を解釈していきましょう。


トーナメントとは本来最も強いチームを決める方針であって、上から強い順にチームを並べていく方針ではないとおもいます。

だって、実際に二番目に強いチームが最初のラウンドで一番強いチームとあたったら、二番目に強いチームは2位にはなりませんよね

なので、今回の大会、一番強かったマカオのチームが1位になった。だからトーナメント的には機能している。という見方もできます。

でも、逆言うと2位以下の順位はぐっちゃぐちゃになると言うことです(ランダムにチームを入れれば)。

たまたま今回に関しては1位しか世界に行けません。

なので、世界の選抜のことだけを考えているのであれば、どれほどランダムでも最も強いチームはきまります。

これらの点をふまえて、今回の運営を見ると、なんだか100%機械的にトーナメントのチームを決めている気がします。

まず、先ほど書いたように、トーナメントにすることで最強チームのみ確実に決める形になります。

だれがどうみてもマカオのチームがジャパンオープンに出てたチーム中で最も強いっていうことはわかります。

「じゃあ、それを超えるロボットを作ればいい」と言われても、そんなことがいきなりできるわけない。

国際大会ならそれでいいのですが、ジャパンオープンはあくまでも世界大会派遣チームを決める大会ですよね、

なので、世界で最も強いといっても過言ではないチームを入れる時点でどうあがいてもその他の日本チームの順位は分からなくなります。だって、トーナメントの半分のチームはマカオによってほぼ100%やられるのだから。

たとえ、マカオのチームを入れてももう少しましなトーナメントにできたとおもいます。

今までの世界大会の記録を見ても、予選の日の結果を見ても、M Robots や Gcraud はトップ候補だと思います。

その状況の中最初の1、2ラウンドとかでこの2チームが当たっています。

別にこれはマカオを入れる入れないの問題じゃなくてトーナメントをするならチームを分ける側の常識だと思います。

→最も強いと思われるチームは逆の方に入れとくと言うこと。

それができてないっていうことは、適当にランダムでトップ8チームを振り分けたか、最初っから予選2位vs予選5位 とかいうのが決まっていたってことですよね。



僕の中で、ジャパンオープンでの最高優先順位は参加している日本チームの中で、強いチーム順に1位から並べていくことだと思っています。なぜ?世界大会に選抜するチームを確実に決めるためです。

当たり前の話ですが、そうはなっていませんでした。

そもそもトーナメントをする時点で全チームにフェアな順位は出ないと思います。(でもこんなことを言ってもしょうがないのでそこは触れずに) 

強いマカオチームが参戦して、他のチームのトーナメントの割り当てが適当だったことから、ちゃんと強い順に並べることができなかったのが悲しい事実です。

分かったのは2015年のサッカーチームよりマカオのチームが強かったってことです。

案の定、いろんなブログやいろんな人のツイッターとかで「結局誰が強いの???」っていう問題がでています。

「1位のマカオ以外、それは分からない」が答えですよね、(残念ながら)

 
「まあ、ロボカップは勝ち負けじゃなくて何を学んだかっていうことだから、強いマカオと対戦できただけ良しとしよう」って思うわけないじゃないですか(苦笑)

なんで、世界大会に出たいか?それは、世界大会が楽しくて、未知の世界で、そこで得るものが多いからでしょう。学びがあるからロボットしてる人はロボットやるのが楽しいんだと僕は強く思います。

だれも、競技に勝ちたいけど、何もそれ以外したくない、なんて思ってません。だって {競技に勝つ=より多くのことを学び経験する=より強くなる} のループに入るので。

でも、そこで運営がこういうトーナメントにすると、ね〜〜。そりゃ特にトーナメントで落ちたチームは内心怒っていると思います。特に今年が年齢的に最後のチームは。

別に、今更再競技とかできるわけないですし、今年はこれで終わりでしょう。

どれほどの運営の方がこれを見ているかわかりませんが、来年以降こんなことにならないこと願います。 

いろんなこと

今日はいろいろな報告やお知らせがあります。

1.このブログのURLを変えました。 

blog.livedoor.jp/legoisgreat から roboticsx.blog.jp に変えました!

robotics X にしたかったのですが、

今までも変えられたみたいですが、気づかなかった。。。笑


2.距離センサーを使うかも

現在ボールの取り方に悩んでいます

とにかく場合によっては今までよりラインが長くなる傾向にあるので、 ボールを取る時間を1分半以下に抑えたいです。

そこで、距離センサーを使って、レスキューAの時の缶の取り方と同じようにしたいのですが.... ボールが直径5cmだからつける場所がない。。。

かといって、斜めにつけて上から見る形にしても、結局は見える距離が5cmとかになるし....

う~~ん、考えます。


3.予定

日にち的にはあと82日で世界大会です(世界大会に旅立つ日)。

なので、全然余裕じゃないです。

なんせ、新しいルールなのでテストする時間が必要です。

しかも、しかも、しかも、WROがあります笑笑笑

それに学校が学年末やらいろいろで忙しい(遠いし.....)

→ 真剣に頑張らないと中国、ドイツ、クロアチアには勝てっこない

 
4.NXTをいろんな場面で活用する

先日学校で、サプライズ的なものをするためにNXTを使って布を落とす(落としたらかかってた壁に文字がある)作業をしました。

結果、NXTはうまくいったのですが、友達が布の置き方を間違えて、結局手で落とすことに。

でも、Bluetooth を使ってNXTを遠隔操作して日常的に使えるっていうのは面白かったです。



 

マジか

今日、日本からの世界大会の出場メンバーが決定しました。

で、なんと今年は各国、1チームしか参加できません!?!?!?

場所が狭いからとかなんとからしい

僕らはいけますが、まさか1位だけとは思ってなかったです。一緒に行けるね!って話してた友達たちが何人も行けないのは残念極まりないです...

因みに日本からは10チームの参加です。

そしてその10チームのうち6チームが関東ブロックから

関東ブロックおそるべし....

現在状況

レスキューラインをやり始めて3週間くらいが経ちました

今週はずっと三号機の土台とライトセンサー関係の地味な作業をしてました。

ポートの関係で、Arduinoを使おうかとおもったのですが、「シンプル」が一つのコンセプトなので、頑張ってArduinoなしでもライントレースはできるようにしました。

なので、一応いまのところ、交差点はできる!

と、いうことで、気分転換も含めて、ボールにチャレンジしてみたのですが。。。。

これ、難しいやん!?!?!?!!

とにかく、考えれば考えるほど同じ所をくるくる回って袋小路になっているような状況です。 

なんか、知恵の輪のように、頭をやわらかくして考えないとこのボールはクリアできないような気が。。。

とにかく、今のところ、土台と緑検索が一応落ち着いたので、少しは安心です。

でも、よく考えたらやることが山ほどある。しかも、これに増してWROのハードを作って、LabViewを習得せねば


世界大会まで90日切りました。

今でも十分頑張っている気もしますが、(今週末、ほんとにこれしかやってない。。。。)もっともっとピッチを上げていかないと、本気で満足できるロボットは完成しそうにないですね、 

レスキューラインルール解説3 〜ライン〜

またまた時間が少し空きましたが、レスキューラインの解説を再開します。

1回目はコース、2回目は坂、3回目の今回はラインです。

普通のラインに関してはとくに2014年ルールからの変更点はないです。

強いて言えば、ラインは壁から10cmルールが消えたっていうことですね

単純なルール変更に見えて、意外と厄介かも!?!?

たとえば、レッドゾーンの壁の横とかのラインだったら、嫌がらせ的には壁から5cmとかも可能です

でも、ラインで最も大きな変更は交差点です。

オーストラリアのレスキューそのままですが、これが厄介です。

いままで僕は白と黒の判断しかしてなかったので緑は経験がないです。

しかも、オランダ(2013年ルール)のように緑があるのに読まなくてもクリアできるアルゴリズムがないです

強制的に緑を読まされています。

しかも、WROのようにRGBがちゃんと決まっていません。

何チームか(僕も含めて)フォーラムにRGBの域の指定を要求したのですが、返信がない。。。

まあ、つまり、「そこは各チームで頑張れ」ってことでしょう(苦笑)

常識的に緑の色を使用するとか。。

だから、「いろんな緑に対応するように」ってことでしょうね

ルールとか質問コーナーで「常識的な範囲」っていうのはよくないと思う、具体性がないとかの意味で 

あ、言い忘れましたが、交差点は緑がなければ、直進です。

なので、緑が読めればアルゴリズム的には2014年ルールよりシンプルになりますね、

まあ、そんなこんなで、「これからはライトセンサーとカラーセンサーが絶対いるよ!」っていうようなラインのルールになりました。
プロフィール

2010年からロボット活動を始めた robotics X のキャプテン、ユング 開です!WROとロボカップジュニアレスキューラインに出場していました。メールは kaijunge21 & gmail.comへ(&を@に変更お願いします)。

ブログは終了いたしました。今までありがとうございます。

I am Kai Junge, captain of team robotics X. Pleas contact me at kaijunge21&gmail.com (please change & to @)

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